当時の事が記録されることで歴史となります。
記録するという行為をするには記録する価値がある事です。また忘れない様に書き留めておく必要性がある事です。
しかし、当時の人々にとって、当たり前であるが故に記録されず結果として、本当の事実が分からなくなった歴史があるのではないでしょうか。
今回は一例について、紐解いて行きましょう。
織田信長が築いた城下町「安土」は織田信長以前に存在したという地名由来説からきていると思われていますが、そうでは無いのです。あえて当時の人々では常識であった「平安楽土」から付けられた地名なのです。
ではなぜ城下町を安土の場所にしたのか。
安土から琵琶湖を挟んでちょうど同じ緯度にあるのが、当時の京都の正式名所は「平安京」。
つまり当時の人々は京の都に対抗して付けたとのだ思っていました。
信長は武士の頂点に立ち自身よる独裁国家の都安土(平安楽土)としたのです。
というように歴史は非常に深い意味があり興味のあるものです。
また歴史の裏側の面白いお話しが出来ればと思います。